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STORY OF THE BOOK
"We Are Flowers"
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野菜や果物から生まれた紙
part2
循環を意識した紙選び
本がもつ佇まいや空気感を大きく左右する紙。
もちろん良質で厚みのある紙がいいけれど、 それ以上に紙からもこの絵本がもつメッセージを伝えられたら。紙選びは本の価格に直結することもありどんなものがいいか相談しにいったところ、鉄平さんはそう答えてくれました。
普段ミコト屋が大切にしていること。農家さんや生産者の方々との繋がりや、ロスがでない ように最大限に食材を活用すること。ポップであること。こういったものを体現できる紙はあるのだろうか。今回印刷を担当してくれている東湘印版の石川社長に早速話をしてみると、ちょうどいいものがあるよと教えてくれたのがフードペーパーという紙でした。

福島県にある越前和紙の老舗工房、五十嵐製紙が手がけるフードペーパーは、廃棄される野菜や果物からつくられています。元々のきっかけは和紙の原材料不足だったそうですが、五十嵐家の次男くんが食べ物から紙をつくる研究を小学4年生から5年間続けていたことがアイディアの大きな源になったそうです。息子さんの研究結果を伝統工芸士である母・匡美(まさみ)さんが受け継ぎ、デザイナーと協働しフードペーパーという新たなブランドが生まれました。
本の印刷に入る前に、ミコト屋チームと日帰り弾丸で福井まで車を走らせ五十嵐製紙さんへご挨拶に行ってきました。どんな場所で紙がつくられ、どんな人が関わっているのだろう。土地に触れ、空気を吸う。地のものを食す。実際に本に反映されるわけではないですが、そうすることで、作ったものへの想いは一層強まった気がします。
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